あなたは天親菩薩をご存じですか?
もしご存じなら、大変よく仏教を勉強されていると思います。
天親菩薩は世親菩薩ともいわれる
インドの高僧です。
(インドの言葉では、ヴァスバンドゥといわれます)
インドの仏教は、大きく分けて、
中観派(ちゅうがんは)と
唯識派(ゆいしきは)の2つあります。
その中観派の祖師が龍樹菩薩(ナーガールジュナ)ですが、
唯識派の教えを体系化されたのが天親菩薩です。
天親菩薩は、
人間の心のしくみを非常に精密に明らかにされた
唯識(ゆいしき)を基礎づけられた方です。
昔は仏教の基本として必修科目だったのですが、
「桃栗3年柿8年」になぞらえて
「唯識3年倶舎8年(ゆいしきさんねんくしゃはちねん)」
と言われて、勉強するのに
とても時間がかかる深い内容でした。
そういう日本の仏教にも大きな影響を与えられた方なのですが、
天親菩薩は、実は最初からそんなに立派な方ではありませんでした。
最初は本当の仏教の悪口を言われるような方だったのですが、
あるきっかけで途中から本当の仏教を聞き始め、
最後には偉大な功績を残されるような方になったのです。
一体どんなことがあったのか、
最新のビデオに撮りましたので、
以下からご覧ください。
また、龍樹菩薩についても
少し前にビデオに撮っておきましたので
こちらも合わせてご覧ください。