今回新しい日本仏教学院のサイトのトップページ
にあるシンボルマークを作られたのは、デザインの世界に日本で初めてビジネス的な観点を取り入れ、デザインの歴史の一部になられたデザイナーさんです。
ちょっと経歴を聞いただけで、誰でも知ってる大手デパートや自動車メーカー、有名なテーマパークの研修をされたり、今では全国チェーンとなった飲食店の東京進出をコンサルされたり、すごいことばかりです。
そういう方が仏縁深く、仏教ウェブ通信コースを受講され、仏教の教えをよく 理解された上で作って頂いたのが今回のシンボルマークです。
これは仏教のBなんですが、Pと○の組み合わせでできています。
Pというのは、パーパスオブライフ、人生の目的のPなんですね。
人生の目的というと、普段ほとんどの人は考えていません。
じゃあ何を考えているかというと、どう生きるかという生き方です。
どうしたらいい仕事ができるか
どうしたら病気にならずにすむか
どうしたら人間関係をよくすることができるか
そんなことばかり考えています。
これらはみんな「どうしたらよく生きられるか」
という生き方の問題です。
生きることを泳ぐことにたとえると、
人生の目的というのは、泳ぐ方角とか、目的地のことです。
どう生きるかという生き方は、どう泳ぐかという泳ぎ方の問題です。
人間に生まれるということは、太平洋のような広い海の真ん中にぽーんと投げ込まれたようなものです。
周りを見るとみんな泳いでいるので、自分も泳ぎ始めます。
どう泳いだら、他の人より速く泳げるか競争させられます。
一体どこへ向かって泳ぐのか?
それがかすかに脳裏をよぎることがあっても、ほとんどの時間は、どうすればより快適に泳げるかと泳ぎ方ばかりを考えて、一生懸命泳ぎます。
ですが、どんなに頑張って泳いでも、体力は無限ではありません。
やがて遅かれ早かれ力尽きる時がやってきます。
単に頑張って泳ぐだけでは、海の藻屑となるのは時間の問題なのです。
それなのに、みんな泳ぐ目的地を考えずに泳ぎ方ばかり考えているのは、全くもって不可解なことではないでしょうか。
生きる目的を 抜かして、生き方ばかり考えて いるので
何をやっても、何を手に入れても何となく虚しい、
心からの喜びが起きない
死にたいわけじゃないけど生きていたいわけでもない
ということになってしまうわけです。
それで、今回のシンボルマークのBも
少しPが見える所でパーパスオブライフ、人生の目的の大切さを思い出して欲しい
という願いが込められているのです。
仏教には、本当の人生の目的が教えられていますので、
このマークを見るたびに人生の目的を心にかけて頂きたいと思います。
ところが、今回シンボルマークを作られた一流デザイナーの方によれば、より深い意味があるのは、Bの中の○の部分です。
これがどんな意味なのか については、次回に続きます。
今回シンボルマークが完成したので、このマークのある所では、本来の仏教の教えを仏典の根拠にもとづいて分かりやすく解説していることが瞬間的に認知して頂けるようになり、安心感と信頼性につながると思います。
ですが、シンボルマークができると、それだけでなく、サイト自体もそれに合わせたデザインにしたくなります。
ところが、ウェブデザインについてはスマホ対応とか、またちょっと違うことが色々あるので別のデザイナーさんにお願いすることになりました。
ところが、これがなかなか難しく、方向性をご理解頂ける方になかなか出会え ませんでした。
せっかく試作まで作って頂いてお願いできなかった方もあります。
やがて、これまた全国展開の大企業のデザインや、大学でも教えておられる一流のデザイナーを紹介して頂きました。
ところが、その方は、一度直接会わないと仕事は受けないといわれます。
さすが一流の方は違うのか、コロナ禍で、みんな オンラインで済ませている時期なのに、です。
その方は、できるだけズームもラインも使わないとのことでした。
そういうこともあり、やはり通信コースを受講される方に、これからは洗練されたサイトで受講して頂きたいので東京の青山で面談を受けることになったのです。
その結果どうなったのかについては、これもまた次回に続きます。