今回は、前回と同じハーバードつながりで、
経済学の教授、エルゾ・ラットマーの
研究結果に関係するものです。

他人と比較してものを考える習慣は、致命的な習慣である。
(バートランド・ラッセル)

私たちは、他の人と比較していると幸せになれないということは、
けっこうみんな気づいていると思います。

中学高校で、偏差値で比較されたり、
社会に出てからも競争社会で他人と比較されて
生きています。

人と比較されると、上位2割くらいまでの人なら
やる気が出るかもしれませんが、
そこに入れなかったほとんどの人は、
やる気なくしますよね。

自信喪失して暗くなってしまったり、
ストレスで気が立ってきます。

それでなるべく他人と比べないようにして、
昔の自分より向上できていればいいや、
と考えようとします。

ところが、ハーバード大学の経済学の教授
エルゾ・ラットマーは、
「私たちは自分と誰を比べるのだろうか?」
という疑問にもとづいて、収入について調査したところ、
ある人と比べていることが分かりました。

そのために、自分は何もしていないのに
不幸を感じてしまうことがあります。

今回は、そのような私たちが求めている幸せは
どうしても他人と比べてしまうということと、
その結果導かれる信じられないような結果を
ビデオに撮りました。

このエルゾ・ラットマー教授の研究結果も出てきます。
ぜひ見てみてください。

今回のエルゾ・ラットマー教授の研究結果は、2005年の
“Neighbors as Negatives: Relative Earnings and Well-Being”
(よくない隣人たち・相対的な収入と幸福)
という論文によるものですが、
これによるとさらに、
裕福な人のご近所に住んでいる夫婦は、
口げんかが多くなるそうです。
恐ろしいですね。

このように1990年代以降には、
幸せについての科学的な研究も増えてきているので、
そういうのも取り入れて、
ビデオのクオリティを高めて行きたいと
考えています。

ぜひチャンネル登録しておいてください。