そもそもの発端は去年でした。

通信コースを受講されている方の中に、すごいデザイナーの方がおられたのです。
全国チェーンの有名な飲食店やインフラをやっている大企業のデザインを手がけてこられた一流デザイナーです。
せっかくなので、私も一つ会社のロゴマークでも作ってもらえないかとお願いしてみたところ、 なんとあっさりOK。

大企業だと何百万もかかるようですが、大変仏縁深い方で、格安で受けて頂くことができました。
それでもクオリティは大企業の時と変わらないということです。

正確には「ロゴマーク」というのは、「シンボルマーク」と「ブランド名などの文字」を合わせたものだそうで、作って頂いたのは「シンボルマーク」です。
iPhoneを作っているアップルでいえば、リンゴのマークみたいなもの、マクドナルドでいえば、黄色くて上が丸い Mのマークみたいなものです。
それによって、本当の生きる意味が、より多くの人に広まる第一歩になってもらいたいものです。

では、その 一流デザイナーに作ってもらったシンボルマークがどれかというと、こちらです。

日本仏教学院

いかがですか?

この真ん中にあるBのマークです。
これがシンボルマークで、左上にある「B日本仏教学院」とあるのがロゴマークです。
他のデザイナーの方によると、「こんなデザインは 他では全く見たことがない」と、そのクリエイティビティに驚嘆していました。
昔はもっとごちゃごちゃしたシンボルマークが多かったそうですが、現代では非常にシンプルになってきているそうで、そういうデザインにして頂きました。
多分仏教関係でコーポレートアイデンティティなどの手法を取り入れている所はそうそうないと思うので、これでまた仏教界に新しい風を吹かせて、より一層の差別化をはかっていきたいですね。

では、このシンボルマークはどういう意味かというと、仏教のBなのですが、Pと○の組み合わせになっています。

このPというのが、パーパスオブライフ(Purpose of life)つまり人生の目的のPです。
人生の目的というのは、今何のために生きているのかということではなくて、生まれてきたのは何のためなのか、ということです。
生まれから 死ぬまでに、これ一つ果たしたら悔いなし、という 人生全体の目的のことです。
言葉を かえれば「生きる意味」です。

よく「生きる意味なんか考えなくても生きていける」
「目的なんか考える必要はない」
と主張する人があります。

そういうことを言われたら何と答えますか?

それはもちろん 目的を考えなくても生きていけます。
ですがそれは、周り中、空と水しか見えない太平洋の真ん中で、目的地を考えずに泳ぐようなものです。

泳ぐというのは、生きることをたとえています。
そんな状況で、一体どこへ向かって泳ぎますか?
そりゃあ好きな方角へ泳げばいいですが、泳ぐと体力を消耗します。

目的地を考えずに泳いでいたら、やがて力尽きて海の藻屑になってしまいますよね。
何のために頑張って泳ぐのか分かりません。
それどころか、一生懸命泳げば泳ぐほど、早く体力を消耗して、早く海の藻屑になってしまいます。
一体何のために頑張って生きるのか、分からなくなってしまうんですね。

生きていくのはそう簡単なことではないので、みんなどう生きるか、どう泳ぐか考えて、せっかく一生懸命泳いでいるのに、その泳ぐ苦労も水の泡です。
だから、泳ぐ目的地や方角を考える必要があるわけです。
その目的地に泳ぎついて初めて、今まで辛いこと、苦しいこともたくさんあったけど、ここまで泳いできてよかったと大満足できるのです。

生きる時も同じです。
みんな毎日一生懸命生きているんですが、一体何のために生きているのか。

永遠に生きられるわけではないので、
やがては力尽きてしまいます。
その、生まれてから死ぬまでに果たさなければならない ことは何か、というのが人生の目的です。

必要ですよね。

その人生の目的を表しているのが、今回のシンボルマークのPの部分なのです。

このシンボルマークの意味にはまだ続きがあるのですが、長くなりますので、次回に続きます。

このシンボルマークの意味などは、