本当の生きる意味は、
早く分かる人もいれば、
時間がかかる人もあるのですが、
今回は、生きる意味が早く分かる人の特徴について
お話しておきます。
後悔のない人生にするには、
よく言われるような、
「今を精一杯生きる」だけ、というのは、
大変危険であることはお話ししました。
ローマの哲学者、セネカが、
道が反対の方向に進みでもすれば、急ぐことすらその間の距離を
いよいよ大きくすることの原因になる(セネカ)
と言っているように、
目的地も分からずに、反対方向に精一杯走ってしまったら、
頑張れば頑張るほど、早く目的地から遠ざかってしまいます。
その結果、手遅れになってから後悔しても、取り返しがつきません。
そのため、悔いのないよう今を精一杯生きたはずの、
歴史上の多くの人たちが、
結局は、後悔の人生に終わったことも、
これまで見てきた通りです。
では、本当に後悔のない人生にするには、
どうすればいいかというと、
「本当の生きる意味」を知る必要があります。
しかもそれは、仏教の中に教えられています。
ところが今までの経験上、
この本当の生きる意味がはやく分かられる方には、
共通する心の特徴があります。
これは、かなり共通していえることですので、
生きる意味について、どれ位聞かれた時点でそう思われるかで、
ご自分で判別して頂けると思います。
それは、どんな心かというと、
この本当の生きる意味が
どういうことなのか分かってこられると、その時点で、
「もっと早く知りたかった」
と思われるということです。
実際聞いてみると、こんなふうに言われます。
この生き方をもっと早くに(小学五、六年生頃)知っていれば
違った人生を送れたかもしれないと思ったりします。
もっと早くにお釈迦様の教えに出会いたかった。
もっと早くに気付いていたらと思うと・・
かなり遠回りしたなという感がある。
こういうことは、高校生でも、
「もっと早く知りたかった、人生誤った」
というんですね。
これは小学生でも言うかもしれないので、
ひょっとしたら、過去世からのご縁なのかもしれません。
もっと早くに子供の頃より教えられていれば、
後悔しない生き方をしているのだろうと思うばかりです。
仏教にもっと早く出会っていたらと思います。
この教えが数千年前からあったなんて。
もっと早く出会いたかったです。
このように、本当の生きる意味は、
2600年前から、仏教に教えられていますので、
これまで仏教の伝えられた、インド、中国、日本の多くの人たちが、
本当の生きる意味を知らされ、
人間に生まれてよかったと大満足の身になられています。
ぜひ本当の生きる意味を知るところまで
仏教をお聞き下さい。