『生きる意味109』のサブタイトルは、
「後悔のない人生のための世界の偉人、天才、普通人からのメッセージ」
といいます。
ご縁のある方には、
この本によって本当の生きる意味を知って、
人生が変わる、一つのきっかけとして頂けたらと思います。
それというのも、メルマガ読者のみなさんに
アンケートにご協力頂きましたところ、
一番多かった質問は、要するに、
生きる意味がやっぱり
どうもはっきり分からない人が多いみたいなんですね。
▼なぜ最後は死ぬのに生まれてきたのか、
という生きる意味に答えはないの?
とか、
▼生まれたことに感謝して、今の状態を受け入れるしかないのか
とか、
▼生まれてきた以上、よく生きるしかないのか
とか、
▼どうしたら心の安らぎをえられるの?
とか、
▼生きる意味が知りたいということだったんですね。
仏教で「諸行無常」と教えられているように、
一切は続かないんですね。
諸行とは、すべてのもの、
無常とは、常がない、続かないということです。
つまり私たちは、
一寸先は闇とも言われますが、
この先、何が起きるか分かりません。
いいことも起きると思いますが、
悪いことも起きます。
最近は、自然災害がよく起きますが、
地震や台風は、日本全国起きますから、
次は自分が、どんな大災害に被災するか分かりません。
また、個人的にも、
信じていたパートナーの人が、
実は浮気していることが分かって、
離婚することになったりとか、
子供が人間ドックに行ったら、
すごい病気だったことがわかって、
余命幾ばくもなかったとか、
人生には、どんな逆境がやってくるか分かりません。
そんなときに、
生きる意味が分からなかったら、
なぜこんなに苦しいのに生きなければならないのか
と思って、人生に絶望してしまいますよね。
しかも、生きる意味というのは、
ある程度の年齢になって、体が弱ってくる頃に自然に分かってくる
というものではないんですね。
放っておいたら、いくつになっても分かりません。
ずっと
「いまだに生きる意味が分からないけど、いつになったら分かるんだろう?」
と思い続けて、それで人生は終わってしまいます。
そんな後悔の人生にしたくないですよね。
ではなぜ本当の生きる意味が分からないかというと、
「生きる意味」とは何かということに誤解があるから
なんですね。
生きる意味というと、ほとんどの人は、
「今を生きる意味」だと思っています。
大学受験のためとか、
就職活動のためとか、仕事の後の晩酌のためとか、
このプロジェクトを実現するためとか、
何か熱中できる
目先の小さな目標を設定して、
それに向かって生きるとき、
生きる意味があると思います。
それは誰でも分かるんですが、
それこそ,やっている時は重要だと思っているのに、
後から振り返ると、どうでもよくなって、
無駄な日々を過ごしてきたと後悔したりします。
中には、やっている時から、
これが一体何になるのだろうと思ったり、
毎日が同じことのくり返しで
むなしく感じる人もあります。
そういうのを押し殺して、
生かされていることに感謝とか、
今を精一杯生きるといって、
モチベーションをあげて頑張るわけです。
ではそれが一体何になるのでしょうか?
本当の生きる意味というのは
そういうものではないんですね。
生まれてから死ぬまでの、
「人生全体の意味」は何か、
ということです。
私たちは、何のために生まれてきたのか。
今が逆境で苦しくても、なぜ死んではいけないのか。
最後、必ず死んで行くのに、なぜ生きるのか。
という「人生全体の意味」です。
この、人生全体の、本当の生きる意味は、
生まれてから死ぬまでに果たさなければならない
本当の生きる目的は何かといっても同じです。
その目的を果たせば、
人間に生まれてよかったという大満足の身になれますから、
それが本当の生きる意味であって、
人生の後悔はなくなるんですね。
もちろん、人生の中での、
その時その時の後悔がなくなるわけではありません。
例えば、この間買った牛乳を飲み忘れていて、
賞味期限が切れてしまったら、
「はやく飲めばよかった」と後悔します。
そういう、その時その時の後悔はなくならないんですが、
人生これ一つという人生全体の目的を果たして、
人間に生まれてよかったという本当の幸せの身になれば、
人生全体に対する後悔はなくなるんですね。
その生まれてから死ぬまでの
本当の生きる意味は、現在は
ほとんど誰にも知られていないんですが、
今から約2600年前に、
釈迦が説かれた仏教に明らかにされています。
ぜひその本当の生きる意味を知って、
後悔のない人生にして頂きたいと思います。
「今を生きる意味」と「人生全体の意味」の違い
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