ではなぜ、そんなはるか昔から
生きる意味が説き明かされているのに、
なぜ、なかなか生きる意味が分からないのでしょうか。
その一つの要因として、
世間で間違った常識が、
まことしやかに語られているから、
という現実があります。
そういう常識の間違いは、
無限に多くのバリエーションがあるんですが、
『生きる意味109』には、7つにまとめて、
順番に、問題点をあげてありますので、
よくお分かり頂けるのではないかと思います。
それらの間違いは一言でいうと、
「今を生きる意味」と
「人生全体の意味」の違いが分からずに、
混同してしまっているということなんですね。
そんな今を生きる意味だけを追究して精一杯突き進んでいくと、
その人自身が、最後、こんなこととは知らなかったという
後悔の人生になってしまいますので、
よくよくご理解頂きたいと思います。
ただ、これらのよくある間違いの問題点を
よくご理解頂けたとしても、
注意点があります。
それは、これまで私が、たくさんの失敗をしてきた
経験上言えることですが、
間違った常識を言っている人を見つけた場合に、
この本に書いてあるような問題点を
本人に面と向かって言ってしまうと、
相手が目を白黒させて、絶句してしまったり、
周りに人が大勢いると、
その場の空気が凍り付いてしまったりしてしまいます。
これだと、相手は受け止められないので、
結局お互いにとってよくありません。
そういうことをふまえて、
人に教えてあげる場合は、よく空気を読んで、
配慮深く、そっと教えてあげて頂きたいと思います。
特に、その人が大切な人であれば、なおさらです。
直接言わずに、遠回しに自分で気づくようにするとか、
難しければ、この本をプレゼントしてあげるのも
いいかもしれません。
ぜひご縁のあるみなさんで、
本当の生きる意味を知って、
後悔のない人生にして頂きたいと思います。