「 2014年04月 」一覧

仏教が西洋へ与えたインパクト

それでは今回は、仏教が西洋に与えたインパクトです。

仏教とは、約2600年前、インドで活躍なされた

お釈迦さまが、35歳で仏のさとりを開かれてから、

80歳でお亡くなりになるまでの45年間

説かれた教えをいいます。

お釈迦さまがお亡くなりになった後も、

仏教は、インドから中国、日本へと伝えられ、今日まで、

多くの人々を人間に生まれてよかったという

本当の幸せの身に導いてきました。

▼近代になると、キリスト教文化の中にあった西洋にも、

科学の発展に伴い、このお釈迦さまが説かれた仏教が、

少しずつ伝えられるようになっています。

もちろん翻訳その他の色々の問題もあり、

本当の仏教の教えは分からなかったようですが、

それでも近代になってはじめて仏教の片鱗にふれ、

そのすばらしさに驚く

西洋の知識人たちの声が聞こえてきます。

●例えば19世紀の有名な哲学者

ショーペンハウアーは、仏教について

その内的卓越性と内的真理ゆえに、あらゆるもののなかの
第一等とみなされるべきである。(『自然における意志について』)

と言っています。

「神は死んだ」と宣告したドイツの哲学者、

ニーチェは次のように言っています。

仏教はキリスト教に比べれば、100倍くらい現実的です。
仏教は、歴史的に見て、ただ一つのきちんと論理的に
ものを考える宗教と言っていいでしょう。(ニーチェ)

●イギリスの著名な作家であり、歴史家としても

世界の文化史を全12巻を著したHGウエルズは、

仏教は、現代の思想と調和する、世界史上

もっとも深遠な教えであることに

比較的早い段階で気づいています。

仏教の根本教義は、その源泉なる原文について
研究して見れば明らかなる如く、
決して難解渋晦なものではなくて、
いかにも明瞭であり単純であり、
しかして現代思想と完全に調和と密接な適合を示す。
これを世界開びゃく以来最も深遠透徹な智性の人の
創造物と讃嘆することには誰にも異存がない。
(HGウェルズ『世界文化史大系』)

●深層心理を研究し、ユング心理学を打ち立てた

心理学者のユングも、お釈迦さまを

「全世界にとって精神的な先駆者」

と言っています。

●文明の興亡の観点から「歴史の研究」全25巻を著し、

20世紀最大の歴史家の一人といわれる、

アーノルド・トインビーも、仏教の重要性をこのように言っています。

仏教と西洋の出会いは、二十世紀のもっとも有意義な出来事である。
(アーノルド・トインビー)

●20世紀最大の哲学者といわれる

マルティン・ハイデガーは、仏教を知ると、

もし私の理解が正しければ、これは私が
すべての著作の中で言おうと試みたことだ。

と言って、周囲を驚かせています。

しかもハイデガーの場合、「もし私の理解が正しければ」と前置きする所も、

つつましい輝きを放っています。

普通なら仏教を「きっとこんなものだろう」

と自分に理解できる程度に低めてしまう人がほとんどですが、

このような深さもしれない深い教えを、

そう簡単に自分が理解できるはずがないと、

仏教の底知れないすごさすばらしさを

感じ取っていたのでありましょう。

●科学の世界では、現代物理学の一つの柱である相対性理論を

たった一人で構築し、もう一方の量子論の構築にもかかわるなど、

アインシュタインに関係ない現代科学の方向性はないと言われる

20世紀の偉大な科学者アインシュタインも、

仏教は、近代科学と両立可能な唯一の宗教である。

と言い、さらには

現代科学に欠けているものを埋め合わせてくれる
宗教があるとすれば、それは仏教です。(アインシュタイン)

とまで、仏教に大きな期待を寄せています。

 このように、欧米の知識人たちからたたえられ、

人類の到達したもっとも偉大な教えといわれる仏教に、

私たちが生まれてから死ぬまでに果たさなければならない

本当の生きる目的、人間に生まれてよかったという

本当の幸せになれる道が明らかにされています。

ぜひその本当の幸せになるところまで

仏教をお聞き頂きたいと思います。